人を見る!

第36回最期まで家で生きるプロジェクト in 藤沢に参加してきました。

90代女性、様々な既往歴があり様々な医療的リスクあり、要介護5で生活の様々な場面で介護を要する方の事例でした。家族の想い、希望にとことん寄り添った16年、支えたリハ職の方々は素晴らしいの一言です。

グループディスカッションで話題になったのが「枠にはめ込む」「数字に囚われる」「リスクや責任の話ばかり」などといったことでした。事業所による差がかなり大きいですが、医療職、介護職いずれもそういった傾向はしばしば見られます。言い換えると「その人を見る」ことが出来ていないと感じることが多々あります。要介護○だから、○○という病気があるから、○歳だから…などと言って、リハビリテーションの適応がない、通所系サービスはダメ…というような現実は確かにあります。「人を見る」視点を共有出来ないと地域包括ケアシステムは名前だけになってしまいます。教育的アプローチや今回のような振り返りの場が必要と強く感じました。自分自身への戒めにもなります。

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2016年5月11日更新
片岡侑史

片岡侑史 について

総合診療科 医師。病気だけではなく人を取り巻くもの全てを総合的に診て、人が人らしく生き、死ぬことが出来るように支えることを目指す。2017年7月現在、藤沢本町ファミリークリニックにて勤務中。