口から食べたいものを食べるために

一昨日は在宅歯科カレッジ設立記念講演を聞きに行ってきました。


在宅で摂食嚥下障害の方はたくさんいらっしゃいます。心に残った部分は多々ありましたが、その中でも「摂食嚥下機能は簡単には障害されない」「脳卒中後に全く食べられないレベルの嚥下障害になることは少ない」といったところが印象的でした。つまり経口摂取出来ない方の多くは、我々医療職や介護職によって作られたものかもしれないのです。「危ないからダメ」の一言がどれだけたくさんの可能性を奪っているか、口から食事を摂れないことでどれだけその人にとってマイナスになっているか、医療職と介護職、それ以外の職種も改めて考えなければいけません。

在宅医療に従事している身として、他職種にこれを伝えつつまず率先して頑張らなければならないと思いました。


2016年7月2日更新
片岡侑史

片岡侑史 について

総合診療科 医師。病気だけではなく人を取り巻くもの全てを総合的に診て、人が人らしく生き、死ぬことが出来るように支えることを目指す。2017年7月現在、藤沢本町ファミリークリニックにて勤務中。