地域でぐるんと繋がる

今日はぐるんとびー駒寄のある駒寄団地の集会所で「第3回ぐるんと勉強会」が開催されました。お題は熱中症でした。


過去2回は事業所内での職員向け勉強会でしたが、今日は地区の自治会員の方など地域住民の方々にも聞いて頂けるような公開講座形式でした。一般的によくある公開講座とは異なり、訪問カフェのme-mOに食事と飲み物(アルコールあり!)を用意して頂き、飲んで食べながらの緩い形式でした。

自分の理想は「在宅医の仕事は死亡診断書を書くことだけ」という立ち位置です。今までの医療は病院医療主体、診断と治療が主体でした。必然的に医師が担う役割が大きくなり、そのために医師の指示のもとに医療が行われていきました。しかし高齢化と多様化に伴い、診断と治療だけでは医療的な問題が解決しないケースが増えています。そんな中従来型の医療、すなわち医師の指示のもとに行われる医療は相対的に必要な場面が減っています。

治す医療から支える医療への転換となるとまず意識を変える必要があるのは医師ではないだろうか、と思います。従来型の医療で解決しない場合、必要になるのは様々な人との繋がりです。繋がりにより互助、共助の力が得られます。医師に求められるのはこういった繋ぐ能力ではないでしょうか。野球に例えるのであれば、今まで医療において医師はエースで4番の場合が多かったと思いますが、今後は2番や6番、7番などになっていくことが理想だと思います。スタメンではなくて代打の切り札でもいいでしょう。

様々の繋がりからチームができ、たくさんのチームが地域を作る。そのためには今日のような、人を選ばない誰もが来やすい空間へ専門家が出ていくことが大事ではないでしょうか。今後もこういった取り組みは続けていきます。


2016年7月11日更新
片岡侑史

片岡侑史 について

総合診療科 医師。病気だけではなく人を取り巻くもの全てを総合的に診て、人が人らしく生き、死ぬことが出来るように支えることを目指す。2017年7月現在、藤沢本町ファミリークリニックにて勤務中。