巻き込む仕組み

​自身が事務局の一員を務める「顔の見える関係を作ろう@藤沢」

昨日は第19回定例会でした。
現場で日々奮闘している人同士を繋ぐことにより日々の業務に円滑性が生まれ、お互いの意見を言いやすくなり、愚痴をこぼし合える関係性になり、ついでにちょっとした学びを得て…といった地道な繋がり作りの目的で本会を行っています。
今回は調剤薬局の薬剤師、出版社、ボランティアセンターの方などが初参加してくださいました。
今回の勉強会のお題は「ショッピングリハビリ」でした。久合田さんのお力添えのお陰でショッピングリハビリ創始者の杉村さんを鳥取県からお呼びいただきお話して頂きました。実践者の方々のやり方、仕掛けには共通点があるなと感じました。それが何かと言うと、いかに日常生活と結びつけるか?いかに当事者以外の人も巻き込めるか?という着眼点を持ってやっていることです。
歩けないとされた方が理学療法士や作業療法士のアセスメントを経てショッピングリハビリを行うことで歩けるようになり、買い物をすることで自己実現の場になり、お金の計算や冷蔵庫内の物を思い出す過程が生まれ、お世話になっている人への配慮が生まれるなど様々なプラスの働きがあります。店側としても、買い物を諦めていた層が買い物に来ることで売上増に繋がります。「ショッピングリハビリやっています」ということが店の付加価値ともなります。
既存の健康増進活動や介護予防活動、各種サロンや健康相談会の多くはいわゆる「意識が高い人」しか来ない(or来れない)ものが多いです。本当に必要な層に届くようにするには、日常生活に必要なことと結びつけてその結果として健康増進、介護予防となるようにする必要があります。
地域に応じて社会資源、人的資源が異なり地域性も異なるため唯一無二の方法というものはないでしょう。多種多様な取り組みがあるのも頷けます。
1月にNHKで放送されて以来全国の自治体から問い合わせが殺到しているショッピングリハビリ、今後の動向が気になります。湘南のエリアでは2/24(金)にもセミナーが開催されます。ご興味有る方は是非ご参加ください。


2017年2月11日更新
片岡侑史

片岡侑史 について

総合診療科 医師。病気だけではなく人を取り巻くもの全てを総合的に診て、人が人らしく生き、死ぬことが出来るように支えることを目指す。2017年7月現在、藤沢本町ファミリークリニックにて勤務中。