常識を疑うこと

本日は古本さんが主催する「第45回快護幸友会(勉強会の部)」で山出さんの前座として低栄養のお話をしてきました。

●今までの常識を疑うこと
●まず「この人は低栄養ではないか」と疑うこと
●単一の指標で低栄養と確定出来るものではないこと
●単一の職種で解決できる課題とは限らないこと
●常に疑問を持つこと
●勉強し続けること

様々な項目に当てはまることですが、土台として大事な意識だと思います。

後半の山出さんのお話は「シーティング」でした。山出さんのお話を聞くのは3回目ですが、毎回痛快です。今までの常識を疑い、常に疑問を持ち、それを解決するために勉強し続けること。そのスタンスは共通したものでした。

そして根拠のない誤った知識や技術が横行しているために過用誤用を産み、二次障がい三次障がいとしての筋緊張亢進や関節拘縮、そして骨盤の歪みや褥創などの遠因となり、介護する側の負担が増し、何より御本人が非常に辛い思いをするという流れを理解するだけでも、日々の介護方法は変わっていくのではないかと思います。

講演の後に実演があるのは毎度のことですが、実際に自分が経験すると普段行っている介護方法に疑問を持つ良いキッカケだと思います。自分ごとにすることはとても大事ですね。

山出さんの方法が唯一無二の正しい介護方法というわけでは無いでしょう。今後また徐々に変化していくでしょう。昨日の常識は明日の非常識かもしれません。目の前の人がより良い方向へ向かうにはどのようなアプローチが良いのか?を毎日考え続け勉強し続けることが対人支援職として必須の姿勢ではないでしょうか。

個人的に心に残ったセンテンスに「イベント支援ではなく営みの支援」「想いを語るだけではダメ」を挙げたいと思います。在宅医療の世界にいると線や面ではなく点の支援になっていると感じることが多々あります。また様々な講演・研修・書籍で「想い」に触れる部分も多々あります。「想い」だけでは「素晴らしい」「良いことやってるな」で終わってしまい、明日から具体的にどうすればいいのか?を考えるキッカケにならないかもしれません。

これからもご要望あればこういった発信の場面を設けさせて頂けると嬉しいです。主催の古本さん、いつもありがとうございます。堀江 康子さん、写真を使わせて頂きました(事後承諾ですがw)。


2018年1月28日更新
片岡侑史

片岡侑史 について

総合診療科 医師。病気だけではなく人を取り巻くもの全てを総合的に診て、人が人らしく生き、死ぬことが出来るように支えることを目指す。2017年7月現在、藤沢本町ファミリークリニックにて勤務中。