治療しないという選択肢

【高齢者の肺炎について】
寝たきり患者や高度に認知機能が低下した患者が肺炎を起こした場合、皆さんどうされていますか?「病院に入院」「すぐに点滴」等が主流の考え方だと思います。しかし実際は「高齢者の肺炎は感染症ではない」という意見もあるくらいで、抗菌薬の点滴投与が必ずしも患者本人にプラスにならないことがしばしばあります(熱が下がり痰が減っても結局食べられず退院出来ない、検査値のみ改善して本人のQOLは改善しない、そもそも投薬しても何も改善しないetc)。

日本人の特性なのか「何かしてあげなければいけない」と考える方は患者とその家族のみならず、医療介護職にも非常に多いように感じます。様々な病態の終末期に言えることですが「何もしないことが最善」となる場面が多いことは是非多くの方に知って頂きたいです。

全文は日経メディカルオンラインより
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/201605/546975.html?n_cid=nbpnmo_fbbn

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2016年5月31日更新
片岡侑史

片岡侑史 について

総合診療科 医師。病気だけではなく人を取り巻くもの全てを総合的に診て、人が人らしく生き、死ぬことが出来るように支えることを目指す。2017年7月現在、藤沢本町ファミリークリニックにて勤務中。