老年症候群、ご存知ですか?

昨日は「第16回ケアマネージャー学習茶会」で「医療と介護の連携について」というお題でお話をさせて頂きました。

連携が上手くいかない理由はいくつもあります。理解力の差、想いの違い、基礎知識の違い、思い描くゴールの違い、挙げればキリがありません。関わる人の数が増えれば各々の違いが出てくるのは当然のことで、ある意味仕方のないことです。この違いを埋めるためには、一度ではなく複数回の話し合い、お互い分からないことを勉強し合うこと、これを積み重ねることに尽きます。

基礎知識の違いから生まれる場面の1つに「老年症候群による身体症状を訴える場合」があります。この場合、医療機関を受診しても「年のせい」と言われることが多いです。少なくともここで上手く対応しないと、別の医療機関を受診して同様の対応をされ、処方薬が増え、薬剤の副作用でさらに体調を崩し、という悪循環にハマることがしばしばあります。「困ったら医者にかかればいい」という発想が必ずしも正しいとは限らない場面があることを、是非たくさんの人に知って欲しいと思います。

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2016年1月22日更新
片岡侑史

片岡侑史 について

総合診療科 医師。病気だけではなく人を取り巻くもの全てを総合的に診て、人が人らしく生き、死ぬことが出来るように支えることを目指す。2017年7月現在、藤沢本町ファミリークリニックにて勤務中。