認知症の人への接し方

本日は市内の介護事業所で、事業所内研修の講師を務めさせて頂きました。お題は「認知症の人への接し方」です。

認知症についてのお話は色々なところから依頼が多くお話する機会を何度も頂いています。資料を作成する度に新しい知識や情報、当事者からの発信についての情報がアップデートされていき、毎度のごとく時間オーバーしてしまっています。。

個人的に、特に大切だと思っていることは以下のことです。

★「認知症が疑わしいから病院に行って」だけではなく、日々の生活を見ることが出来る介護職だからこそ気付けるポイントが沢山あり、そこから得られる情報こそが大切であること
★認知症の人に対して特殊な接し方が必要なわけではなく、その人のことを分かろうとする努力をすること、自分の常識だけを当てはめようとしないこと、嫌がることをしないことなどが大事であること
★せん妄を理解することが非常に重要であること
★認知機能が低下していても、本人や周囲の人が困っていなければ診断・治療介入は必ずしも必要ではないこと
★周囲が困らないためには認知症についての理解を深め、みんなで相手のことを分かろうとする努力を続け、リスペクトし合うこと

生活を見ている介護職にしか出来ないことはたくさんあるはずです。「生活を支えるプロ」として、是非とも認知症に関する正しい知識を身に付けて頂き、多くの人の生活を伴奏しながら支援して欲しいと思います。

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2017年6月30日更新
片岡侑史

片岡侑史 について

総合診療科 医師。病気だけではなく人を取り巻くもの全てを総合的に診て、人が人らしく生き、死ぬことが出来るように支えることを目指す。2017年7月現在、藤沢本町ファミリークリニックにて勤務中。