カテゴリー別アーカイブ: ココロまちスタッフより

顔の見える忘年会

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「顔の見える関係を作ろう@藤沢」

12/8(金)は忘年会でした。この会は毎月第2週金曜日に「飲み会(メイン)+勉強会」というスタンスで始めて今年で丸3年になります。毎回数名初参加の方がいらっしゃってくれたお陰で、3年間で参加者は150名程になりました。職種としてはケアマネ、看護師、セラピストがメインですが介護職や医師、薬剤師、管理栄養士など在宅医療に関わる様々な職種が参加してくれています。

本会が最も力をいれているのは「緩い繋がりを作ること」です。どの地域にも多職種連携を謳う様々な集まりがあり、それぞれに特徴があります。比較的硬い、勉強がメインで敷居が高いと感じる方は少なくありません。「現場の人間が緩く繋がりあって『顔の見える関係』を作り、ついでに少し学ぶ」といったコンセプトの元、仲間と場所に恵まれブレることなく今まで一度も途切れることなく続けてくることが出来ました。

業務だけではなくプライベートでも繋がった方もいますし、就職先が本会の中で見つかった方もいます。仕事の中で元々繋がっていた関係がより強い結びつきになった方もいます。色々な面でプラスになったと感じてくれる人がいてくれれば、この会を続けている意義があるというものです。

人口減少社会に突入していく中、医療介護職の絶対数がどのように推移するかについて楽観的に考えることは出来ませんが、爆発的に増えることは考えにくいです。そんな中まず出来ることは、既に現場で様々な想いを持って日々対人支援している人同士を緩く繋ぐことで、お互い知識や情報を共有したり、学び合ったり、楽しい時間を設けたりすることでモチベーションや質の向上に繋げることではないかと思います。次の段階としてお互いの得手不得手を理解して、職域を超えた関わり合いをすること。さらにその次に「顔の見えない関係」にある人とも同様に連携出来るようになること。沢山の繋がりが今後必要になっていくと思います。

医療介護職だけで繋がっても出来ることには必ず限りがありますので、今後はさらに拡がっていければと思いますが、規模が大きくなることで根っこの部分がブレてしまうことは絶対に避けたいので、事務局の中で検討を繰り返していこうと思います。

参加してくださった皆様、ありがとうございました!

2017年12月11日更新

介護初任者研修

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本日は昨年に引き続き、介護初任者研修で講師を務めてきました。今年は昨年に比べて非常に受講生が多く質問も多く盛り上がりました。

専門職として発信が大事であることを常々感じており、専門職になる前の教育が大事であることも強く感じていましたので、このような大役を頂き感謝しています。この大役を務めたお陰でICIDHとICFについて書籍を購入して学ぶ機会を得て、しかも今年勉強会でさらにブラッシュアップされたため自分自身にとっても良い学びとなりました。

今後もこういった発信は続けていきたいと思います。

2017年12月2日更新

共催事業21世紀かながわ円卓会議 かながわから「頼り合える社会」をつくるために

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21世紀 かながわ円卓会議

11月11日葉山町の湘南国際村センターにて、NPO法人ココロまちが共催している事業『かながわから「頼り合える社会」をつくるために」と題したイベントがありました。法人代表の加藤忠相がディスカッション討議者として参加しています。

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モデレーターの慶應義塾大学教授の井手英策さんによる財政学の視点から趣旨説明がおこなわれました。趣旨説明の題は  『「経済」の視点からみた地域社会』というテーマです、経済に「」がついているのですが、本来的な意味と現代における経済の考え方の乖離があるためでした。日本社会では「経済の失敗=道徳的失敗」になってしまうことや、憲法における(25.27条)「働かざる者はくうべからず」という自己責任が強要される国であることを皮切りに経済時代の終焉、自己責任社会の黄昏などのキーワードが出てきました。そもそも経済とは何か?カール・ポランニーによるところの「人間に物質的欲求を満たす手段を提供すること」とされています。つまり①互酬…相互扶助・助け合い ②再分配…ルールに従って地域資源を構成員に再分配 ③交換…売り買い    ・・・つまり③にだけ注目してきた自己責任社会が経済とされてしまっているのが今日の現状であるということ。 翻って「財政」とはなにかといえば「公共の経済」つまり互酬と再分配を意味するということがスタート地点でした。

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それらの例示から討議者のすわる中央の円卓だけでなく、参加者全員がディスカッションする形式で10:15~16:20まで御昼ごはんも円卓に座り話し合う形式です。モデレーターの井手さんが冒頭「今日はひじょうによい結果を得られるような気がする」とスタートした通り、中身の濃い円卓会議となりました。

2017年11月12日更新

障がい福祉サービス

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事務局の一員を務める「顔の見える関係を作ろう@藤沢」
第26回の定例会でした。
本日の勉強会のお題は「障がい福祉サービス」でした。

介護保険、国民健康保険には慣れた方が多いですが、意外と障がい福祉サービスについては馴染みのない方が多いです。障がい者手帳受給からサービスについての話まで、伏見さんにお話して頂きましたが…何度聞いても難しいです。介護保険サービスと似た部分とそうでない部分、両者を利用出来る状況になった場合にどうするのか、一家の中で複数の方にそれらのサービスが必要と感じる場面でどこから手を付ければいいのか、等話題が尽きることはありませんでした。現場で日々動いている立場だと常に疑問を持つことは当然であり、それを職種や立場を超えてぶつけ合える場は貴重ではないかと思います。その意味で、この会の取り組みは上手くいっていると感じています。

既存の制度は高度経済成長期の社会をベースに作られてきたものが多く、人口減少社会・超高齢化社会へ突入する未来において望ましいものではないことは誰もが感じているでしょう。しかし、いくら制度を変えても悩ましいケース、制度だけではどうにもならないケースが多々あります。多様化していく人を支えるには制度だけでは限界があります。まず制度の出来ることと出来ないことを知るところから始まり、出来ないところをどのように支えていくのかを皆で頭を悩ませながら考え続けることが必要になっていくのではないでしょうか。その時必要なのは知識・技術・経験だけではなく、専門職同士の繋がり、専門職と非専門職の繋がり、非専門職同士の繋がりだと思います。これは一朝一夕に出来ることではありません。本会は今後も「人と人との繋がり」を作ることを目指して、地道に継続していこうと思います。

次回は榊原 正博さんによる「ICF(国際生活機能分類)」のお話です。在宅医療に携わる立場の人にとっては必須の考え方ではないでしょうか。ICIDH(国際障害分類)の発想を在宅医療に持ち込む人はまだまだ多いように感じるので、是非ICFを共通言語にする人が増えていけたらいいなと思います。

2017年9月9日更新

成年後見制度

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「顔の見える関係を作ろう@藤沢」
本日は第25回定例会でした。ありがたいことに満員御礼!
勉強会のお題は「成年後見制度」でした。

人口減少社会に突入し団塊世代、団塊ジュニア世代が高齢化していくとおひとりさま世帯や老老介護、認認介護の世帯が増えていきます。必然的に財産管理の必要性は高まることが予想されます。ここをしっかりやらないと次の世代へ財産を引き継げない、空き家が増えるなどせっかくの社会資源が有効活用されないことになります。そういった認識は現場で働く方々には多くあったようで、今回のお題は聞きたいと希望する方が多いものでした。

聞いてて感じたことは、必要性は高まるもののお金に関わることなので手続き等ハードルが高いな…ということでした。任意後見人を除き判断力が低下した人が対象なので、独居身寄りなしで判断力が低下した人が全ての手続きを全うできるかというと疑問です。やはり、色々な部分に繋ぐ人材が必要だなと思いました。お話してくださった稲葉寛史さん、ありがとうございました。

次回、来月はまたもや聞きたいと希望の多かった「障がい者サービス」の話を伏見 康一さんにして頂きます。

2017年8月12日更新

ザ・フォーカス見そびれた方へ

先日放送された「ザ・フォーカス」ですが、以下のリンクより視聴可能です。見過ごした方は是非ご覧ください。

2017年7月26日更新

安心感を与えるのが専門職

7/23(日)は今年3年目を迎える「バリアフリービーチ in 材木座」に参加してきました。このイベントは様々な理由で障害を負い、その影響で海に入る機会を失っている人たちを専門職による支援のもと、海に入って楽しんでもらおうというイベントです。年1回開催されており、片岡の患者や知り合いも何名も参加されています。

片岡は事務局でもなんでもなく、医療班という立ち位置で当日の限られた時間のみ参加しています。今回の参加でも実際やったことは、膀胱留置カテーテルのキャップをつけたことくらいです。しかしこのイベントのように、専門職はただそこにいるだけで他の人に安心感を与えることが出来ます。「困ったらすぐに助けてもらえる」「困ったらすぐ相談出来る」という安心感を持ってもらうことで、普段手を出さなかったことにも手を出せるようになる場面は沢山あると思います。

専門職と言うとつい直接手を出したくなりがちですが、手を出さないことも立派な選択肢だと思います。自分にしか出来ないことと誰でも出来ることを皆が寄り添って形にすれば、様々なことが実現可能になるはずです。専門職として出来ること、人として出来ることは沢山あると思っています。今後も出来うる限りお手伝いしていこうと思います。

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2017年7月25日更新

認知症と運転免許

7/22(土)は湘南台文化センター市民シアターにて、認知症と運転免許についてお話させて頂きました。湘南台地区社協さんからの依頼で、約130人もの市民の皆様が来てくださいました。

認知症についてお話させて頂くのは何度目になるか分かりませんが、毎回内容がアップデートされていきます。それだけ短期間で最新の知見や発見、当事者の活動といった情報が入ってくるからでしょう。

道路交通法が今年の3月から改正され、認知症と診断されると運転免許は発行出来ないことになってしまいました。これは「認知症=危険運転をする人」というレッテル貼りを助長し差別や偏見を生み出す温床となり得ます。とんでもないことだと思います。そういったお話を自動車教習所の方と共にお話しました。

医師という専門職として、地域の皆さんに対して正しい知識を発信していくことはとても大切だと思っていますので、今後も出来る限り続けていくつもりです。

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2017年7月24日更新

TBSザフォーカス②

JNNドキュメンタリー「ザ・フォーカス」
7/21(金)1:40~2:10
「固く閉ざした若者の心を開け!」

副理事長の金田 ゆうじと共に片岡も取材を受け、我々が今取り組んでいること、今後目指していることについてお話をさせて頂きました。

端的にお話すると「各種公的制度に繋がらない人を支える」「自身でSOSを発することが出来ない人を支える」「様々な理由によって、様々な選択肢を持てない人を支える」ことを現在行っています。これをワンストップで、シンプルかつ迅速に動けるような体制を築き上げる為に、数年後の独立に向けて様々な準備をしています。

医師個人として出来ることは限りがあります。しかし、誰もが利用可能な医療はその人の困っている部分にアプローチしやすく、拾い上げの場としては非常に優れていると思います。上記の方々の「生きる」を支える、具体的には「医食住(誤字ではありません)」を支えることで、ようやくこの”社会”の中で生きていけます。現在の社会では生き辛さを感じている人は我々の想像以上に沢山います。そこを、医療介護に留まらない多種多様な専門職の繋がり、専門職だけではなく地域の住民との繋がり、お金や制度に頼らない支えなど色々な視点、手段をもって支えていこうというのが我々が現在取り組み、今後も取り組んでいくことです。

当然、制度依存的な取り組みではないので黒字化するのはなかなか大変なことではありますが、必要性がある以上専門職として、というより人としてやるしかないと思っています。

一度しかない人生、まだ30代の若輩者ですがいつ人生が終わるかは誰にも分かりません。やりたいことをやれるうちに実現出来るよう日々尽力していきます。Screenshot of JNNドキュメンタリー ザ・フォーカス|TBSテレビ 20108573_1375541962566368_2020589164917815960_n

2017年7月22日更新