理念

この日本には、一昔前までは、人々がふれあい、助け合い、協力し合う共生社会があちらこちらにありました。
しかし、現代社会では、少子高齢化が急速に進み、家族関係が変化し、ここの独立性を尊重するような生き方を選ぶようになり、相手のことを思いやることをおせっかいとするなど、助け合う地域社会は崩壊してしまいました。
東日本大震災を見て、日々の地域でのつながりが命を守ることを知りました。世代を超えて復興に力を合わせている姿を見て、性別や年齢、障がいの有無に関係なく、相手のことを思いやり、手を取り合い、人のぬくもりを感じられる温かい、「共生できるまちづくり」の必要性を強く感じました。今、必要なのは、人のぬくもりが集まり、外に出たくなるような、そして安心して通うことのできる、場所を地域の人々と一緒に作ることです。
そのためには、そこに集まる地域の人々が支え合う気持ちを積み重ねながら、持続的な活動を可能にする仕組みを地域住民とともに一緒に作ることが必要だと考えています。手段の一つとして注目したのが、次世代型の小規模多機能型居宅介護(サービス)です。
次世代型の小規模多機能型宅介護(サービス)とは、単に介護サービスを提供するだけでなく、利用者の高齢者が地域の活動に参加し、社会資源として活かされ、やりがいや役割を持ち輝いて生きているところに、子どもたちが立ち寄り、利用者から味噌造りや大根を干したたくわんをつくることなど、文化の継承をするような多世代が交流できる施設(サービス)を言います。
すでに次世代型の小規模多機能型居宅介護(サービス)が実現できていることを、高齢者や子どもたちに限定することなく、地域に住むすべての人が活用できる、地域に必要な「ココロ遣い」が溢れるような場所を増やしたいのです。それを私たちは「ココロまち」と名づけました。そこいは当たり前な「ココロ遣い」がいっぱいあります。「人」そのものに目をむけ、ひとりひとりの人が今どのように感じて、なにを求めているのか?それを理解して、その人の暮らしを支える考え方です。この人間を中心とした考え方を軸に地域(まち)を元気にします。
私たちは、地域資源の活用を通じた地域活性化目的とした地域交流スペースの確保や医療、福祉等の情報収集や提供、啓発、相談などの活動を通して、今日も、どんな素敵な人とつながることが出来るのかとワクワクする、そんな「ココロまち」の気持ちが溢れる場所をつくり、「こころ+地域+人と人+ココロまち」を実現したいと考えています。
また、次世代型小規模多機能型居宅介護(サービス)では、ご利用者の方々とそこで働くスタッフは対等で、むしろ教えられることや助けられることが多いのです。だからこそ、地域の方々にも同じように「ありがとう」と言われることを「ココロまち」にして貰いたいと思います。
そして、その成果を地域に広めていくことによって、同じような多くの地域等の発展に広く貢献したいと考えています。
私たちはこのような想いを実現するため、営利団体のように法人利益を追求することなく、利益の有無に関わらず地域のすべての人の利益を求め、また任意団体でなく、活動が継続的な「特定非営利活動法人」(NPO法人)となることが必要と考え、「特定非営利活動法人 ココロまち」を設立します。

平成26年7月22日
法人の名称 特定非営利活動法人 ココロまち
設立代表者 加藤忠相